■淡路島の隠れた魅力を伝える提案 淡路B級スポット観光案内所■
設計:上田悠貴
「淡路島」と聞き、連想されるスポットといえば何が思い浮かぶだろうか。恐らく明石海峡大橋や淡路サービスエリア、淡路夢舞台といったものが挙げられると思う。淡路島で生まれ育った私でさえも、似た回答になるだろう。しかし、そんな淡路島には、世間的にあまり知られていないが、おもしろいB級スポットが幾つも存在する。私はその事実を、ある企業が企画した「島の魅力を伝える人になる研修」に参加した際に知ることになった。その研修を経て、これらのB級スポットを、より多くの人に知ってほしい、足を運んでほしいと思うようになった。そして、知名度ある観光地の陰に隠れた、B級スポットにもっと光をあてたいと感じるようになった。
淡路島中に点在するB級スポットを多くの人に知ってもらうためには、そのスポットを広報する場所が必要となってくる。広報といっても、ホームページやパンフレットのような一般的に用いられる方法では、魅力の伝達力に欠けるように思う。B級スポットが持つ魅力を建築空間の中で紹介することで、魅力が体感として深く味わえるのではないかと考えた。そこで、体感型のB級スポット観光案内所を提案する。


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