■『元の理』の教会 御所ノ内の天理教分教会■
設計:大道直紀
宗教建築とは、その教義に沿う建築が相応しい。教会の内部空間もさることながら、その外観、造り上げられる風景そのものも教義を意識しなければならない。それは天理教に限らずすべての教会建築に必要なことである。(分教会として保持されるべき空間)
また、対象敷地を京都市北区御所ノ内地区という具体的な土地を設定する。敷地は現在、天理教上京分教会がある。その土地で教会が持たなければいけない地域のアイコンとしての建築と、宗教の理念として「貧」の形をもつ教会という一見相反する建築の両立を目指す。(御所ノ内地区に立地する分教会)
その2つを満たした教会こそ、天理教の教義による分教会である。




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