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卒業設計
2015年度

■『New Town ー人工の土地がつくり出す新しい街並と居住ー』■
設計:長島秀太

 高度経済成長以後の大規模な住宅供給に伴い、日本全国で新興住宅地の造成が行われた。もともと田畑だった場所や山があった場所は人の手によって、自然を失いながら住宅地へ変化していった。その人工の土地の上に合理的に住宅は建設されてきた。造成地は住宅用地を新設するという目的にストレートに答えた非常に合理的な土木構造物である。そして、その上に広がる新興住宅街もまた、規格化住宅が規則的に並ぶ、合理的かつ画一的な街並みとなっている。住むうえで快適な環境は確保されている新興住宅街ではあるが、改善することでより良い住環境、風景をつくりあげることができると考えられる。