■室戸岬町高岡における空間継承型集住体■
設計:市川幸平
室戸岬近辺に防風のための石垣が建ち並ぶ集住体がある。ここでは、密集して群を成している住宅(=集住単位)と、それらを囲む田畑で1つの完結した集住体を形成している。その風景は魅力的なものであり、この地区特有のものである。しかし、来たるべき大災害 (地震 ・津波)への懸念から新たな集住体の提案が必要な時期にも迫っている。そこで、本修士設計では、1.現地調査と文献調査による地区の空間構成の読み解き 2.空間構成を継承した新たな集住体の提案の2つを目的とする。
現地調査により集住体の空間構成を読み解き、継承すべき要素を見出すことで、先人が 築きあげてきた集落の空間構成の特質・魅力を継承しつつ、来る地震・津波災害にも拮抗することで、この地に住み続けられる集住体を提案することを目的とする。






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